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タッチカウンセラーの
活動

TCR's achievement

協会認定タッチカウンセラーの活動は、家庭で家族や友人を施術する事から、ベビーマッサージ講師・看護士・幼稚園教諭等、職場での活躍まで多岐に及びます。

日本タッチカウンセリング協会では、タッチカウンセラーによる、子育て中のお母さん方のレッスンを、数多く行っています。レッスン中は、 手技を覚えてもらいながら、子育ての悩みを聞いたり、子育てとは関係ないお母さん自身の悩みを聞いたりしながら、お母さんが癒され、お母さん自身が親とし て成長できるような講義や、ディスカッションの時間も設けています。

そのため、レッスン終了後、ずっと家庭でタッチカウンセリングを続けているお母さんから『子どものアトピーが治りました』『娘が目の前に 存在するということに、感謝の気持ちが湧いてきて、娘だけでなく自分自身のことも、大切に思えるようになりました』『子育ても変わりましたが、私の人生観 も変わりました』などの声をたくさん聞かせていただいています。

また、障害を持つ子どものお母さん方は、もっと深刻に悩んでいらっしゃる場合が多くあります。 自分自身の育児ストレスもさることながら、子どもとのコミュニケーションの難しさを痛感しておられます。

タッチカウンセリングのレッスンの中では、そんなお母さんが涙ながらに語る場面も少なからず見られ、それ以外のお母さんもそれに誘発されるように口々に悩みを打ち明けはじめ、自然にカウンセリングが始まります。

お母さん方は、SOS信号を受け取ってくれる相手、苦しい自分を救ってくれる頼れる相手を、タッチカウンセラーに求めているのです。

タッチカウンセラーが心の声に耳を傾けることで、こわばっていたお母さんの表情がみるみる穏やかになり、不思議とそれだけでも不安定になっていた子どもの状態がみるみる安定していきます。

 

そんなタッチカウンセラーの活動の一部をご紹介します。

8期生 牧野 美由紀

 タッチカウンセラー養成講座終了後、タッチカウンセラーとして協会主宰の幼児教室チコス、親子教室バンビーノで働いています。

 もともと自分に全く自信がなく何に対しても前向きに考えられなかったし、子どもと関わる為の資格もない私に何が出来るのかと思い、最初は何もできない自分に嫌けがさし、悩むことばかりでした。でも、そんな私のままを認めてくれるタッチカウンセラーのスタッフと子ども達と触れ合うことでタッチカウンセリングを日々実践していることを実感。

そして、この幼児教室での役割を感じてその意識で動き出した時、どんどん自分が満たされていくのを感じました。次第に可能性を持ち前向きに自分の出来ることを精一杯やっていこうと思えるようになりました。

 子ども達と向き合うことは自分とも向き合うこと。起こることから自分のことへのたくさんの気づきがあります。自分自身の生き方を考えさせられ、学校では教えてくれなかった大事なことを学び直している気がしています。

 私にとってタッチカウンセラー養成講座を受講したこと、幼児教室で仕事をすること、それらに関わる人との出会いは今までの価値観の変化や自分自身に可能性を持つことを気づかせてもらうキッカケになり今後の人生の幸せ感に大きく影響をあたえるものとなりました。

 ここでのご縁に本当に感謝しています。ありがとうございます。

9期生 石橋 由加

 看護師をしています。

 常に心掛けているのは「さりげないタッチング」です。

 患者さんの話しを聴く時や、注射や採血の時など背中や腕を優しく撫でさすると「アンタの手ぬくいなぁ」と笑顔になってくれます。その傍らで、いつも元気な 看護師達も様々な悩みと闘っています。そんなスタッフ達の話しに耳を傾け笑顔に戻ってもらうサポートも最近の私の役割になっています。しっかりと話しを聴 く、そして共感。「そうだね」「分かる、分かる」共感が上手く伝わると、スタッフ達はどんどん話し出し、自分の中が整理されていくようで、「話すだけでなんかスッキリしました。」と自ら笑顔になって戻っていきます。これは彼女達の自己回復力ですね。

 さりげなく「心へタッチ」です。

 私は患者に限らず、スタッフ達にもいつでも相談できる、分かってもらえる、という安心感を与えられるように日頃からタッチングと傾聴でコミュニケーションを心掛けています。

 みんなの笑顔が私の支えになっています。看護師が大好きです。そして職場で認めて貰えた満足感が私の余裕となり、家庭では子ども達にゆったりと関わってあげられるのだと気づきました。タッチカウンセリング万歳!

-仕事の現場で-

 私はNPO職員ですが、現在公共施設の相談員として働いています。相談内容は、福祉・障害・ひきこもり・DV・精神疾患・借金問題など幅広く複雑 ですが、一人ひとりの課題に合わせて解決するサポートをしています。課題を整理しながら、行政の福祉サービスや専門家へつないだり、時には一緒に窓口に出 向くこともあります。 

11期生 内山 三重子

相談員は、まず”聴く”ことが仕事ですが、相談に来られた方の厳しい状況を目の当たりにすると、自分自身がつらくなることもあります。でもそんな 時は、タッチカウンセリングで学んだ「自他分離」を忘れずに、相談に来られている方にとって何がベストなのか?という事を考える様にしています。 相談員は、課題解決のきっかけを作るだけです。相談に来られた方が、本来の力を取り戻し変わっていく姿を見ると、逆に私の方が学ぶことや教えられる事が多いです。 人が本来の力を発揮するには、まずありのままの自分を受け入れてもらい、自分の居場所や役割がある事が必要なのではないでしょうか?「私は、私のままでいい」そう思えないと、一歩を踏み出すことは難しいと思います。

 

-日常生活の中で-

 私が、タッチカウンセリングを学んで大切だと感じているのは、”人のサポートやケアをするには、まず自分から”ということです。自分が傷ついた り、悩んだりする時は、自分自身の課題も原因のひとつだと気づいてからは、自分を大切にし”自尊感情”を高めること意識しています。まずは家族、そして友人や職場の同僚など身近な人たちにとって、自分の存在がタッチカウンセラーとして癒しになることを心がけています。

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